2012年11月2日金曜日

バザーが終わりました


雨にも負けず、今年もバザーが盛大に行われました。多くの方がそれぞれのタレントを発揮して十分楽しめたと思います。お疲れ様でした。
会場設営には仰天しました。一週間前から当日の天気は雨との予報で、設営も雨ヴァージョンとのこと、所要時間が晴れヴァージョンの時の二倍はかかるとのことでした。いつも何気なく見ていた二本のポールが巨大なテントを支える柱だったとは思いもかけないことでした。
当日の聖餐式の短い勧めでもお話しましたが、疲労を少しでも軽減する有効な手立てを以下にご紹介したいと思います。
その昔、かの有名なノートルダム寺院の建設現場でのことです。3人の方にお話を聞いた人がいたそうです。1人の人は次のように答えました。「重い、重い石を運んでいるんだよ。毎日だから疲れの取れる間がないよ。」とぼやきました。別の人は「家族のために働いているのさ。今日の賃金で夕食の材料を買って帰るんだ。家族そろって夕食のひと時を過ごせば疲れもすっ飛んでしまうね。」もう一人の人は胸を張って堂々とこのように答えました。「わたしはノートルダム大聖堂を建設しているのさ。だから全く疲れなんか感じないね。」同じ労働をするにしても気持ちの持ち方で疲労の度合いが違ってくるのかも知れません。
なお、この話はアルフォンス・デーケン先生の書いた『よく生き よく笑い よき死と出会う』という著書の、P.139140を参考にしつつ次若干アレンジしたものです。
司祭 ジェローム 村上守旦