2014年3月20日木曜日

これからもよろしくお願いいたします


既にご存知の通り3月末にて定年退職となります。わたしの人生で2度目の定年です。前のときは60才のことでしたが、次のステップが神学校での学び、という明確な目標がありました。そのためか、もう仕事をせずに済むという安心感より緊張感に満たされていたような気がしましたが、10年後の今回の場合は新年あたりから妙な感じでした。一方でほっとするような、また一方ではちょっとさびしいような複雑な思いが続いておりました。教区からの人事発令もなかなか出て来ず若干のいらだちも加わってきました。
結果的には松戸聖パウロ教会と柏聖アンデレ教会の嘱託としての勤務ということになりましたので今までとはあまり変わらない生活になるのかなとも思います。両教会での聖書の学び、これは是非続けていきたいと思っていますし信徒のみなさまの個人的な相談にも喜んで応じていきたいと思っているのですが、正直な所個人の時間がふやせたらいいなと思っています。具体的にはキリスト教関係以外の書物を読みたいという希望を持っています。聖職に志願したのが熟年を過ぎた頃でしたので、勉強もなかなかおぼつかず、読む本と言えばキリスト教関係の物がほとんどという状態でした。たとえば自宅で勝手に推理小説などを楽しむという時間も取りたいとの欲望があります。
でもまだ決断できていない部分もあります。「主日の早朝聖餐式はどうするの?」「祝日の聖餐式は?」などです。一人の方からのつぶやきが忘れられません。「祝日の聖餐式がなくなると非常に困る人が一人いるんですけど」というものでした。わたし持ち前の怠惰な性格を払拭してくださいました。
このようにこれからも村上流に場当たり的にやらざるを得ないことも多々あると思いますが、また信徒のみなさまにお願いしなければならない役割も少なからず出てくると思いますが、その点どうかご容赦の上今後ともよろしくお付き合いくださるようお願い申し上げる次第です。
司祭 ジェローム 村上守旦