2010年1月10日日曜日

信仰・希望・愛

「十字架の言葉は、滅んでゆく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者にとっては神の力です」コリント信徒からの手紙1章18節



 日本聖公会は昨年宣教150年を迎えて、感謝と希望への出発の思いを新たにしましたが、松戸聖パウロ教会は今年創立35周年の感謝の年を迎えました。人の考えや思いによっては、到底受け入れることのできない「キリストの十字架の死」のうちに、神の愛と救いの信仰に出会った人々の祈りと信頼が、この地にあって、今日の松戸聖パウロ教会にまで成長させられてきました。神の豊かな恵と導きに感謝して、今日まで、祈りと支えをいただいた多くの方々に深く感謝いたします。既に尊い生涯をささげて天に召された愛する兄弟姉妹、また遠方に移られた方々、そして今はそれぞれの事情によって教会から離れておられる多くの方々のお働きに感謝をいたします。

 教会は、次第に盛んになってゆくことを、皆が祈りを期待していますが、けっしてそれだけではありませんでした。神様はあらゆる時代に、高ぶり、思い上がって争う人間社会に、悔い改めと、謙遜と、愛と平和に仕えて奉仕に生きる道を示して導かれます。松戸の教会は、昨年ようやく土地と建物の借り入れの返済が終わりました。教会の自立まであと一歩の所まできました。しかし、教会を支える若い方々への引継ぎは教会にとって大きな課題になっています。東京・北関東教区をはじめ、日本聖公会の一致と協働は一層大切です。松戸の教会は、設立の最初から多くの方々に援助されて、バザーをはじめ多くの援助を受けてきました。これからはそれらに頼ることから、信徒の信仰が強められ、キリストの救いの証人としての祈りと奉仕の生活を充実することによって、神に祝福されて喜んで捧げられる自立したキリスト者の群れとなることを共に努めてゆきたいと思います。

 主イエス・キリストの恵、神の愛、聖霊の交わりが私たちと共にありますように。
 アーメン

司祭 アンデレ 橋本克也

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