2012年12月22日土曜日

生かされるということ


わたしたちキリスト者は一人一人の「命」が神様から与えられたのだと考えています。このことを疑うキリスト者はいないでしょう。創世記には、神さまは土で人の形を造られた後「その鼻に命の息を吹き入れられた(2:7)」と記されています。このことは、単なる物体が神さまによって命を頂いたということを意味するのだと思います。神さまによって生かされたとも言えましょう。神さまの創造の働きとは、物体に命を与えるということ、すなわち生かすということなのかも知れません。
一方わたしたち人間はどうなのでしょうか。「神は御自分にかたどって人を創造された(1:27)」と記されています。神の似姿としての存在です。でもそれは姿形ではありません。神さまは霊的な存在ですから体を連想することはできません。姿形ではなく働きとして神さまに似ることです。前に述べたように神さまはわたしたちを生かしてくださっているのですから、わたしたち一人ひとりも隣人を生かすように働くことが求められているのです。日常生活の中で出会う多くの隣人を常に生かす働きをする、このことこそが宣教だと思います。神さまに生かされそして隣人を生かす、このことによって真の意味の平和が実現するのだと思います。

司祭 ジェローム 村上守旦

12・1月の教会歴と行事予定
主日礼拝  
12月16日(日)降臨節第3主日
12月23日(日)降臨節第4主日
12月30日(日)降誕後第1主日
1月 6日(日)顕現日
1月13日(日)顕現後第1主日・主イエス洗礼の日
1月20日(日)顕現後第2主日
1月27日(日)顕現後第3主日
2月 3日(日)顕現後第4主日

祝日礼拝
12月24日(月)クリスマスイヴ
12月25日(火)降誕日
12月26日(水)最初の殉教者聖ステパノ日
12月27日(木)福音記者聖ヨハネ日
12月28日(金)聖なる幼子の日
 1月 1日(火)主イエス命名の日
 1月25日(金)使徒パウロ回心日
 2月 2日(土)被献日

集会案内
12月23日(日)迎えようクリスマス愛餐会
12月24日(日)スナック・パーティ
12月25日(火)クリスマス祝会
 1月16日(水)聖書勉強会
1月18日(金)東関東教会協議会
 1月23日(水)教区婦人会総会
 1月27日(日)教会員総会
 1月31日(木)北総宣教協議会
 2月 6日(水)聖書勉強会






2012年12月8日土曜日

クリスマススケジュール

今年もクリスマスが近づいてきて参りました。今年のクリスマススケジュールは下記のようになっています。
12月16日(日) 15時開始 アドベントコンサート 
          (松戸日曜大学・こひつじ会共催) 
12月23日(日) 礼拝後 迎えようクリスマスの会 
12月24日(月・祝) 18時 クリスマスイブ礼拝
            キャンドルサービス/キャロリング/スナックパーティー
             23時 深夜ミサ
12月25日(火) 8時 降誕日礼拝 聖餐式
             11時 降誕日礼拝 聖餐式/愛餐会

どなたでも参加を歓迎いたします。問い合わせは司祭まで。(047-387-1550)

フェルディナンド 竹内亮二

2012年11月2日金曜日

バザーが終わりました


雨にも負けず、今年もバザーが盛大に行われました。多くの方がそれぞれのタレントを発揮して十分楽しめたと思います。お疲れ様でした。
会場設営には仰天しました。一週間前から当日の天気は雨との予報で、設営も雨ヴァージョンとのこと、所要時間が晴れヴァージョンの時の二倍はかかるとのことでした。いつも何気なく見ていた二本のポールが巨大なテントを支える柱だったとは思いもかけないことでした。
当日の聖餐式の短い勧めでもお話しましたが、疲労を少しでも軽減する有効な手立てを以下にご紹介したいと思います。
その昔、かの有名なノートルダム寺院の建設現場でのことです。3人の方にお話を聞いた人がいたそうです。1人の人は次のように答えました。「重い、重い石を運んでいるんだよ。毎日だから疲れの取れる間がないよ。」とぼやきました。別の人は「家族のために働いているのさ。今日の賃金で夕食の材料を買って帰るんだ。家族そろって夕食のひと時を過ごせば疲れもすっ飛んでしまうね。」もう一人の人は胸を張って堂々とこのように答えました。「わたしはノートルダム大聖堂を建設しているのさ。だから全く疲れなんか感じないね。」同じ労働をするにしても気持ちの持ち方で疲労の度合いが違ってくるのかも知れません。
なお、この話はアルフォンス・デーケン先生の書いた『よく生き よく笑い よき死と出会う』という著書の、P.139140を参考にしつつ次若干アレンジしたものです。
司祭 ジェローム 村上守旦

2012年10月27日土曜日

いよいよ明日バザーです

いよいよ明日10/28(日)に松戸聖パウロ教会のバザーが開催されます。
スケジュールは

主日礼拝 9:00
開店   11:00
閉店   14:00

となります。
雑貨と衣料品は聖堂内会場、飲食類は屋外模擬店にて販売します。
天気予報によれば、お天気もなんとか持ちそうです。

皆様お誘い合わせの上ご来場ください。


2012年9月30日日曜日

10/28はバザーを行います

今年のバザーのスケジュールが決まりましたのでお知らせします。

主日礼拝 9:00
開店   11:00
閉店   14:00

今年も例年通り雑貨、衣料品の販売と食べ物、飲み物の模擬店を行います。


2012年9月11日火曜日

松戸日曜大学からのお知らせ


『東日本大震災で何が問われたか』

『文芸春秋』5月号に柳田邦男氏が、東日本大震災による『原発事故失敗の本質・圧殺された「警告」』と題する一文を寄せている。
 その警告を発した(2002731日付「地震調査委員会報告」)のが、当時東京大学地震研究所の島崎邦彦教授であった。
 東日本大震災後16ヶ月が経過した現在、『東日本大震災で何が問われたか』を、識者と共にあらためて“学び問う”松戸日曜大学を、下記の如く開講します。

第82回松戸日曜大学
日時:2012930()午後3時~5
場所:松戸日曜大学(松戸聖パウロ教会内)
講師:早瀬隆司先生(長崎大学環境科学部教授・中央環境審議会専門委員・長崎市地球温暖化対策実行計画協議会会長)
※入場無料・どなたでも大歓迎

2012年9月1日土曜日

今年のバザーは10月28日(日)に開催します。

アップデートがすっかり滞ってしまい申し訳ありません。
今年のバザーの日程が決まりましたのでお知らせ致します。
今年は10/28(日)にバザーを行うことになりました。内容は、ほぼ去年と同等となり、日用品、衣料品や、喫茶コーナー、焼きそば・フランクフルト・焼き鳥などを取り揃えてお待ちしております。
今から予定を開けておいてください。

2012年8月11日土曜日

被災地を訪ねて


 去る6月4~5日の二日間、聖公会神学院校友会(同窓会)の主催で行われた東日本大震災の被災地を見学してきました。今回ほど「百聞は一見にしかず」という諺を身に染みて感じたことはありませんでした。これまで何度もテレビなどで現地の映像を見てきたのですが、何ともすさまじい状況に圧倒され続けました。その行程のほとんどは車の中からの見学でしたが、まさにゴースト・タウンと化した街、しかも殆ど基礎だけが残された荒涼とした荒地、その中にポツンとそびえている大きなビル、近づいてみると躯体だけが残りとても建物とは言えない姿、ある所では自動車の残骸の山、その一角で黙々と瓦礫の撤去作業をしている人々、大型の機器で大量の瓦礫の運搬をしている人がいるかと思えば、極少量のものを手作業で分類しながら黙々と袋詰めにしている人々、今でもその光景はわたしの目に焼き付いています。当初は、年も年だしボランティア活動も思うにままならない中で「とにかく来てお金を落として行ってください」との言葉に甘えようかな、との単純な気持ちで参加したのですが、今振り返っても有意義な旅であったと思います。今回は陸前高田市、南三陸町が中心で、原発事故による被災地にはいかれませんでしたが、ここはまたまったく別の意味で大変な様子です。郡山聖ペテロ教会の牧師である越山健三司祭さんの言葉が頭に焼き付いています「礼拝の説教で命の話ができない」。敢えてこのご発言の背景は申しません。これがどのような意味なのか皆さんも考えてみてください。
司祭 ジェローム 村上守旦

2012年7月1日日曜日

絶対と相対

わたしの若かった頃、乗用車で「コスモ」という車が発売されました。たいそう人気がありましたが、どう言う訳か私はあまり好きではありませんでした。ある日、会社の仲間たちとこの車のことが話題になり、ほとんどの人が「あれは良い」ということになりました。わたしは自分の思いを素直に述べたのですが、ある先輩から痛烈な批判を受けました。「あの車の良さがわからないとは、お前の美的感覚を疑う」と。その人は、自分の美的感覚を絶対的なものと信じていたのだと思います。反論はしませんでしたが、趣味・趣向の問題には、絶対ということはないと今でも思っています。
好みの問題は別として、信仰の問題はどうでしょうか。キリスト教は長い間「教会の外に救いなし(教父キプリアヌス)」と信じてきました。明治時代に日本に来た宣教師の人々も基本的にはこのような態度だったと思います。キリスト教こそが絶対であると信じきっていたのでしょう。
カトリック、プロテスタントとも、この姿勢は1960年代から変化の兆しが見えてきます。そして現代、キリスト教徒でも他の宗教が持っている霊的価値を否定する人はほとんどいないと思います。いわば、諸宗教名の中でキリスト教も相対化しているといえるでしょう。一方で、諸宗教の中の一つとしてのキリスト教という考えは受け入れても、信仰が相対的であると認められますか。信仰とは私たち一人一人にとって生命をかけた問題です。趣味ではありません。絶対と相対、皆さんもそれぞれどのように考えるかを整理してみると面白いのではないかと思います。
司祭 ジェローム 村上守旦

2012年6月3日日曜日

春の雨

「春に三日の晴れなし」と言われます。移動性の高気圧と低気圧が次々と通り過ぎていくためなのだそうです。しかも、今年は北の寒気団がいつまでも日本上空に居座り、例年にない不安定な大気の状態が続きました。従来は、夏の専売特許に近かった積乱雲が発生し、そして竜巻などという日本には縁遠いと思われていた物騒なものが発生し、多くの被害をもたらしたこと、いまだに記憶が鮮明に残っていることと思います。
 このように大災害をもたらす雨は困りますが、しとしとと降る雨はまた鬱陶しくて、心も湿りがちになります。五月晴れの日は心もウキウキします。
 でも、
今年は少し違いました。激しい雨はともかく、しとしとと降る雨を心待ちにするようになったのです。教会の庭に芝生を再生しようとの話が誰からともなく持ち上がりました。信徒以外の方々も含め、ある方は早速ホームセンターから芝床を買ってこられ、またある方は農作業用の小型耕運機で耕しを始めました。今までの芝が残っている部分は生かしながら、名も知らない種々の草(敢えて雑草とは言いません) の生えている部分を新しい芝床に張り替えました。どなたかが「これから大変なのが水遣りだ」と言います。このような訳で雨を待つ心境になった次第です。当初は茶色だった芝床が少しづつ新芽を延ばして行きます。毎朝が楽しみになりました。
 しかしある日大変なことに気付かされました。芝生そのものよりはるかにその他の草の成長のほうが早いのです。別の方の忠告が思い出されました。曰く「芝生をきれいに育てる最大の仕事はその他の草を常に取り除くことだ」と。
 同時に、聖書の箇所を噛みしめつつ小悟りを日課としている今日この頃です「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる(マタイによる福音書5:45)」
司祭:ジェローム村上守旦

2012年5月20日日曜日

主人となり、客人となること

松戸聖パウロ教会に派遣されて、あっという間に一年が過ぎてしまいました。4月1日に赴任した時、数名の信徒さんが来て下さり、「ようこそいらっしゃいました」とのご挨拶を頂戴しました。この挨拶は通常主人が客人を迎える時のものだと思います。当初は右も左もわからず、すべてのことを色々な信徒さんにお伺いしていましたから、まさに客人としての域を脱していなかったのかも知れません。でも、そのうちに日曜日に信徒さんをお迎えするに当たって、わたしの方から「ようこそ」とお声をかける自分に気づきました。無意識のうちに主人としての口のきき方になっていきました。
お弟子さんたちの、ご復活されたイエス様との出会いの中に「エマオへの道」のお話があります。二人のお弟子さんがエルサレムからエマオという村に帰る途中、復活されたイエス様が同行された物語です。初めは、彼らはそれらがイエス様をお誘いして「一緒にお泊りください」と声をかけ、イエス様はその申し出をお受けになります。しかし、食事の場面になると、不思議なことにイエス様がご自身のパンを裂いて主人であるはずの二人にお渡しになります。いつの間にか主人と客人の立場が逆転していることに気づかされます。
このことは、わたしたちの教会の中でも起こり得ることではないかと思うのです。牧師と信徒の間のみならず、信徒同士の関係でも、ある時は主人になり、ある時は客人になる、こういう関係が安心できる共同体のあり方でもあるのかな、と感じる昨今です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
司祭:ジェローム村上守旦

イースターおめでとうございます "Happy Easter!"

ホームページのアップデートがタイムリーに出来ずに申し訳ありません。少し古い文章になってしまいますが、教会だより「YADO」イースター記念号に投稿された文章を転載します。

顕現説に、礼拝奉仕者を決める係から復活日のアッシャーを拝命した私は、大斎説第5主日「み言葉の礼拝」で真栄田伝道師による「悪魔の誘惑に負けずに聖週を過ごしましょう」という奨励に促されて、聖週全日の礼拝を守ることができた。感謝の極みである。
この間、復活日に受洗される中村裕子姉の名親を武田姉と共に仰せつかった私は、村上司祭と三人で中村姉の教名をセシリアとすることを確認した。
ローマ教会の殉教者(?~230年)であったセシリア(カエキリア)は夫とその弟を回心させた聖女であり、彼女の殉教以前にこの二人も殉教したと伝えられている。セシリアは武田姉の教名でもあり、教会音楽の保護聖人として崇敬されていた由。音楽をこよなく愛し、武田姉にピアノを習っている中村姉にまさに相応しい教名といえよう。
今日の復活日には、第一聖餐式(8時)の7名を加えると、子供11名、非信徒9名を含む97名の老若男女が集い、中村姉とご主人を中心に、心に残る”Happy Easter!”を過ごすことができた。
愛餐式では食事当番が用意して下さった心のこもった美味しいお弁当、サラダ、ケーキや、差し入れのゼリーに舌鼓を打ち、ビールや有志差し入れのコニャック、ワイン、「伊佐美」他の焼酎を味わいながら(因みに呑兵衛さんたちはウッドデッキで満開の桜を肴にお花見!)、感謝のうちに和やかな主にある交わりのひとときを過ごした。
藤谷姉のオルガン伴奏で、中村姉の大好きな賛美歌496番(うるわしのしらゆり)、聖歌482番(いつくしみふかきともなるイエスは)、498番(主われをあいす)の大合唱で大いに盛り上がった愛餐会は、村上司祭のお祈りで3時前にナカジメとなったが、「クリスマス・チャリティ・コンサート」に出演して下さった竹内恵理姉もかけつけてくれて、最後は中村姉の希望でアニーローリーのピアノ演奏でお開きになった。主に感謝!!
テモテ甲藤善彦

2012年4月8日日曜日

イースターおめでとうございます。


イースターおめでとうございます。教会の桜の花もイースターを待ち構えていたかのように開花しました。
昨日は風が冷たかったですが、今日はだいぶ外も暖かくなっています。
 今日は洗礼式もあり、二重におめでたい日となりました。

2012年3月25日日曜日

イースターに向けて

しばらくホームページ更新が出来なかったことをお詫びいたします。

今年も大斎節に入りました。間もなく主イエスさまのご復活を記念するイースターを迎えることになります。イースターの祭りはクリスマスに比べてかなり早くから祝われていたということです。なんといっても、イエス様を救い主キリストと崇める私達の信仰は、イエスさまの直接のお弟子さんたちが復活されたイエスさまとお会いしたことなくしてはあり得ないことだったのです。
自分たちが尊敬していたイエスさまが十字架上で無残な死を遂げてしまって悲嘆にくれていた時、そしてあのユダヤ人たちが自分たちをも捕えて十字架につけられてしまうのではないかと恐れおののいていた時、まさにその時に復活のイエスさまはお弟子さんたちの前に現れて、真ん中に立ち、「あなた方に平和があるように(ヨハネによる福音書20:19)と仰せになったのです。このお弟子さんたちの喜びは私達の想像を絶するものではなかったかと思います。
今年のイースターは4月8日です。是非、多くの兄弟姉妹とともに主のご復活を祝う礼拝をお献げいたしましょう。
司祭 ジェローム 村上 守旦
イースター礼拝の予定
4月1日 復活前主日(棕櫚の日曜日) 11時 聖餐式
4月2日 復活前月曜日       10時 聖餐式
4月3日 復活前火曜日       10時 聖餐式
4月4日 復活前水曜日       10時 聖餐式
4月5日 復活前木曜日       10時 聖餐式
4月6日 復活前金曜日(受苦日) 10時 聖餐式
4月7日 復活前土曜日       10時 聖餐式

4月8日 こひつじ会         10時
4月8日 復活日            8時 聖餐式
                     11時 聖餐式

4月9日 復活後月曜日      10時 聖餐式
4月10日 復活後火曜日      10時 聖餐式
4月11日 復活後水曜日      10時 聖餐式
4月12日 復活後木曜日      10時 聖餐式
4月13日 復活後金曜日      10時 聖餐式